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かんたん!楽しい!介護ごはん 時短の秘訣は5つの冷凍アイテム
噛みやすい・飲み込みやすいごはんにするためには、単にミキサーでどろどろにしたり、とろみ剤を使えばいいというわけではありません。また、ひとりひとりの状態や、その日の体調にあわせて食品の堅さや形状を調整するのはとても大変なことですが、重要なことでもあります。
そんな介護食を、かんたんに、楽しく、おいしく作ることができる「クリコ流」の秘訣は、5つの冷凍アイテムにあります。
野菜のピュレ

ビタミンやミネラルなど栄養素が豊富な野菜は、やわらかく茹でるか電子レンジで加熱し、フードプロセッサーなどでとろみのある半液体状の「野菜のピュレ」に。ピュレ状にすることで、どんな野菜でも飲み込みやすくなるだけでなく、他の食材と組み合わせるとさまざまな料理に変幻自在に変身する魔法のアイテムです。まとめて作って小分け冷凍しておけば、必要な時に、必要な分だけ、パパッと使えて簡単スピード調理ができます。
ちょい足しピュレ

飴色玉ねぎ、ソーセージ、きのこなど、甘み・旨味・風味のある食材のピュレは、コクをプラスする“味な実力派”。味が物足りない時に“ちょい足し”でワンランクアップの料理になります。また、ホワイトソース、トマトソース、ミートソース、バジルペースト、練りみそなどのソース類も頼れるちょい足しアイテム。まとめて作って小分け冷凍して調理時間を短縮しましょう。
ひき肉&魚すり身の成形冷凍

加熱すると堅くなる肉をやわらかく食べやすくするために考案したのが「シート肉」。ひき肉でやわらかい「ふわふわ肉団子」を作ってから板状にのばしたもので、薄切り肉の代用としてさまざまな肉料理に活用できます。肉と同じように海老をすり身にして成形すれば、「海老フライ」や「海老チリソース」、鮭をすり身にすれば「鮭のクリームシチュー」にと大活躍。シート肉やすり身の成形を冷凍保存しておくと便利。
ご飯&めん類の冷凍

ご飯も麺も、食べられる堅さにまとめて調理してから1食分ずつに冷凍保存しておけば、電子レンジであたためるだけ。冷凍ご飯と野菜ピュレをブイヨンスープで煮るだけで簡単にリゾットができます。スープを鶏ガラスープに変えれば中華粥、和風だしならおじやができ、見た目にも味にも変化がつけられます。野菜ピュレを変えればバリエーションがさらにひろがります。
すぐ食べられる完成品の冷凍

ゆでマカロニとホワイトソースをまとめて作るとき、海老をたして「海老マカロニグラタン」、ミートソースをたして「マカロニミートソース」を一緒に作ることができます。これらの完成品を冷凍しておけば、食べるときに温めるだけでOK。同じ材料で作れるものは、まとめ作りで完成品を冷凍保存しておくと便利です。
介護ごはんに欠かせないお役立ち調理器具
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ミキサー
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ミキサー
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フードプロセッサー
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ハンディフードプロセッサー
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ミル
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マッシャー
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裏ごし器
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クリーマー
食材で器具を選ぶ





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ミキサー
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- (フードプロセッサーでは混ざりにくいときに)
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マッシャー
- 少量の液体を撹拌(かくはん)する
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- (ゲル化剤を混ぜるときなどに)
- 細かく粉砕する
少量の「食材」をピュレ状にする ミル
- なめらかにする
裏ごし器
- (少量の粒があっても食べられない場合に)